環境にも健康にも良い自転車ブームにあやかり、ホリデーサイクリングにはまっています。中学・高校時代は駅伝競走の選手でしたので“走る”ことは億劫(おっくう)ではありません。「サイクリストの聖地」しまなみサイクリングロードや起伏に富んだ坂道など地域の魅力を生かした地元の「やまなみ街道サイクリングロード」(尾道~三次~松江)を走っています。
また休日の「野球観戦(カープの応援)」も欠かせません。広島県では「カープの元気は、広島の元気。」と言われるくらいカープの成績が広島経済に直結しています。リーグ2連覇はもちろん、今年こそ33年ぶりの日本一で広島県の景気上昇に拍車を掛けてほしいと県民は熱望しています。
中国地方のド真ん中で高速道路がクロスする三次市は、江戸中期の妖怪物語「稲生物怪録」の舞台としても知られ、「もののけ」の伝承を生かした地域の活性化を目指しています。平成31年春には、約3千点の妖怪コレクションを展示する「日本妖怪博物館」がオープンする予定です。また、日本で一番月が美しく見える美術館「奥田元宋・小由女美術館」や世界のジュサブロー「辻村寿三郎人形館」もお勧めです。さらに、とろけるような甘さと香りの“黒い真珠”ピオーネ、謎の絶品“沢煮”も口にしないと損した気分になります。
このような多彩な魅力に富んだ人口5万人余りの三次市の大きなセールスポイントは“地の利”です。クルマでの交通利便性は中国地方一、日本でも指折りで、加えて自然災害もほとんどなくBCP面での最適地でもあることも特色です。
当社は、祖父が創業。昭和32年に設立し私で三代目となります。貨物運送事業のほか、中国道に近い地の利を生かして路面凍結防止剤の配送、事故・故障車両の撤去作業にも長年携わっています。また、三次は鵜(う)飼いで有名ですが、稚鮎(あゆ)を琵琶湖や九州各地から輸送して放流する生体運送という特殊業務も担っています。顧客最優先、41人の従業員を大切にし、平成16年にISO9001を取得。定年は70歳で自己申告制を導入しています。現在70歳超えの従業員が2人、現役で元気に働いており、「広島県仕事と家庭の両立支援企業」にも認定登録されました。
当所青年部が開発し、広島てっぱんグランプリで優勝した「三次唐麺(からめん)焼」や三次の鵜飼いなどをカー・ラッピングでPRしながら、今日も安全に大事な荷を届けています。
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