日本商工会議所は4月28日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている地域の飲食店をサポートする「商工会議所地域飲食店応援プログラム『みらい飯』」を創設し、事業を開始した。
みらい飯は、クラウドファンディングサービスを運営するREADYFOR(東京・千代田)と連携し、新たに立ち上げた商工会議所事業専用のプログラム。地域資源の活用をサポートする「feel NIPPON」の一環として実施する。地域飲食店の運転資金の一部に充ててもらうため、各地商工会議所を通じ、地域内外の人たちにクラウドファンディング型の応援を呼び掛ける。
各地の商工会議所がクラウドファンディング実行者となり、プロジェクトのページを作成・支援金募集を呼び掛け、集まった支援金を参加飲食店に配分して送金する。通常のクラウドファンディングでは資金を必要とする飲食店が実行者となって支援金を集めているが、みらい飯の活用で、ページなどを立ち上げなくても資金を受け取れるようになり、飲食店の負担を軽減することができる。それぞれのクラウドファンディング実行者の設定により、支援者は飲食店舗を指定せずに全体的に応援すること(地域応援型)や、飲食店を指定して支援すること(店舗指定型)が可能だ。飲食店を指定した場合には、新型コロナ収束後にその店舗で利用できる食事券の発行が予定されている。
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