中小企業庁はこのほど、全国の「認定創業スクール」と地域のビジネスプランコンテスト「連携コンテスト」から推薦された代表157件のプランの中から、優秀なビジネスプランを表彰する「第4回全国創業スクール選手権」の受賞者を発表した。創業スクール大賞(経済産業大臣賞)は、宝塚商工会議所(兵庫県)のビジネスプランコンテストに参加した飯田英二さんの「タカラヅカのニュースタイル〈次世代型〉デザイナーズ・サカナヤ」が受賞した。飯田さんのビジネスプランは、ハイクオリティーな冷凍の刺し身やタタキ、干物などの商品を中心に営業展開を進めるとともに、これまで培ってきた建築設計のノウハウを生かして、店舗の外観から商品のパッケージまでをトータルにデザインすることを提案している。
同コンテンストのファイナリスト10人のうち、商工会議所からは飯田さんの他、三島(静岡県)の認定創業スクールを受講した福川登紀子さんと川内(鹿児島県)の認定創業スクールを受講した久留須千賀子さんの計3人が選ばれていた。
また、全国の認定創業スクールの中から、地域に根ざした創業支援の取り組みや受講者満足度において高い評価が得られた実施主体を「創業スクール10選」として選定した。商工会議所からは、三島(静岡県)、岡山(岡山県)、宮崎(宮崎県)、川内(鹿児島県)の4カ所が選ばれた。岡山と宮崎は3年連続の選出となった。
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