情熱ぴーぷる 第13回女性起業家大賞・スタートアップ部門 特別賞

一人ひとりの魅力を開花させ その人らしく働けるように

株式会社ヒトデザイン 代表取締役 伊藤 純子

自分らしく生き生きしてほしい

株式会社ヒトデザイン 代表取締役 伊藤 純子

ファッションは自分らしさの表現方法の一つ

子どものころ、極度の人見知りの私が唯一の楽しみにしていたことがオシャレをすることでした。着飾って目立つことが重要なのではなく、ファッションが自分らしさの表現方法の一つと感じていました。

人と話すことが苦手でも、「いつもきちんとしているね」「その服どこで買ったの?」と周りから話しかけられることが多く、自分から話しかけることが苦手でも、人が集まってくるのは言葉以外の表現のおかげだと思っていました。

アパレル業界に入り、人とのコミュニケーションが必要な販売という仕事をあえて選びました。そこで人見知りも克服。10年以上のキャリアを積んだ後、夫の仕事の配属先の名古屋で、人脈ゼロ資金ゼロからのスタートを切りました。

最初は個人で一人ひとりにコーディネートのアドバイスをし、ショッピングに同行するサービスを行っていました。そのときに、お客さまが帰りには必ず笑顔になることを何度も目の当たりにして、やはり言葉以外の表現って大切だとの確信を持ちました。

欲張りな私は、「ファッションの楽しさや買い物の楽しさを伝えたい」「自分らしく生き生きと働く人を増やしたい!」との思いがありました。しかし、私一人では限界があります。一緒にできる人を育てようとイメージコンサルタントを養成するスクールを開講。

卒業生がコーディネートイベントを開催したり、個人の方へのファッションアドバイスをした後にお礼のメールが来たと喜んでいる姿を見て、涙が出るほどうれしく思いました。自分らしく生き生きと働いている教え子を見るだけで力が湧いてきます。

女性の活躍を応援したい

そんな中で次第に、「能力のある女性はまだまだいるのではないか」「主婦の人たちの中にも、この仕事でもっと能力を発揮できる人がいるのではないか」「この仕事は自由な時間で自分らしくできるので、もっと女性に活躍してほしい」との思いが芽生え、私は「自分らしく生き生きと働ける人をたくさんつくること」を一貫して続けてきたことに気付きました。そのためには働く場所である企業にも働きかけなければとの思いで事業を企業研修にも拡大しました。さらには中国(上海や成都)でも同じことを行い、「世界中の人々が自分らしく生き生きと働ける人づくり、環境づくり」が私のミッションだと確信したのです。

一人ひとりの魅力を開花させ、その人らしく生き生きと働ける人を創出したい。だからこそ、企業側にももっと意識を高めて受け入れ体制をつくってほしいという思いで、個人、法人の両側面から働き掛けています。

現在ネイルサロンのオープン準備を進めています。こちらも「お客さまの魅力を引き出し元気になってもらう」「自分らしく生き生きと働ける環境をつくる」「女性の活躍を応援する」という3つの柱を実践し、目に見える形で伝えていきたいと思っています。

会社データ

社名:株式会社 ヒトデザイン

所在地:東京都台東区

創業:平成22年

事業概要:人材育成事業(販売・営業・接客研修、セミナー、スクール運営)

※月刊石垣2015年8月号に掲載された記事です。

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