スポーツ庁、文化庁、観光庁はこのほど、「スポーツ文化ツーリズムアワード2016」の選定結果を発表した。大賞は、サイクリストの聖地「瀬戸内しまなみ海道」を核としたサイクルツーリズム(申請団体=瀬戸内しまなみ海道振興協議会)が受賞した。
同アワードでは、スポーツと文化資源を組み合わせた地域の取り組みで、国内外の観光客の増加、長期滞在を促す仕組みや地域への経済効果波及につながる工夫がある取り組みを表彰。昨年7~8月にかけて募集を行ったところ44件の応募があり、9月に入選として10件を選定した。その後、有識者などの意見を踏まえ、10件の中から大賞などを決定した。
大賞に選ばれた「瀬戸内しまなみ海道」を核としたサイクルツーリズムは、しまなみ海道沿線に点在する芸予諸島、尾道水道、四国遍路などの文化資源を自転車で巡るサイクルツーリズム。受賞に当たっては、「サイクリングを中心に、ルート上の文化資源を生かしながら、地域活性化、広域連携・広域エリアでの滞在型観光の促進が図られている」「世界最大の自転車メーカーや海外メディアなどとの協力・連携により効果的なプロモーションを実施」といった点が評価された。
その他、スポーツ庁長官賞に「世界遺産姫路城マラソン」(申請団体=兵庫県姫路市)、文化庁長官賞にスポーツ流鏑馬大会(同=青森県十和田市)が選ばれた。
詳細は、http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/29/03/1383219.htmを参照。