各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
函館商工会議所と青森商工会議所は、「会員事業所パートナーシップ支援事業」から誕生した青函連携商品を出品した。同事業は、両所会員の商品開発、販路拡大を目的に連携を支援するもので、平成25年、北海道新幹線開業を見据え、スタートした。
青森県産カシスと北海道産クリームチーズを使った大福「ヒトナツノコイ」は、青森の菓子製造、松永堂が青森商業高校の生徒と共に開発したもの。甘酸っぱい味が名前の由来だ。青森の甘精堂本店は、北海道産クリームチーズをふんだんに使ったドーム型のチーズケーキ「チーズボンブ」や、県産リンゴの角切りが入った「アップルチーズロール」を紹介した。
青森のはとや製菓は、北海道新幹線新函館北斗駅開業記念商品の「青函パイ」を出品。北海道産クリームチーズパイと青森県産アップルパイの詰め合わせで、お土産に好評だ。同社は函館産イカの塩辛に青森産ホタテ、サケ、シイタケを合わせたフリーズドライ製品「のっけ丼茶漬け」も紹介した。
また、津軽海峡の海水塩と函館近海のがごめ昆布を合わせた「海峡塩」(函館・医食同源)や青函事業者のプロジェクトから生まれたコーヒー「サクラコ」(青森・COFFEE COLORS)などもブースに並んだ。両所は「新幹線と共に青函コラボ商品を名物として広めたい」と話している。
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