日本商工会議所は、このほど、東京商工会議所と共同で中小企業の海外展開を支援するため、全国の中小企業10社の海外展開の取り組みを紹介した事例集「ヒラケ、セカイ」を発行した。同事例集は、これまで海外展開に興味を持たなかった中小企業や、海外市場への関心はあったが、その一歩が踏み出せなかった中小企業に対し、海外展開を考え始めるきっかけとなることを目的に作成した。
事例紹介ページでは、企業の現場や経営者のバイタリティーが伝わる写真を多く配置。経営者の「生の声」で、その企業独自のトピックスや海外展開に踏み切ったきっかけ、そして、これから海外展開を検討する企業経営者へのアドバイスやメッセージを紹介している。
事例紹介は、新潟県三条市の計量器メーカーから京都市の小さな座布団工場、さらには神奈川県三浦市のマグロ問屋まで多種多様な地域・業種の企業を掲載。また、海外展開のプロセスの解説やさまざまな支援機関へのリンク集、TPP(環太平洋パートナーシップ)協定に関するコラムも掲載している。 詳細は、http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=89326を参照。