八代商工会議所(熊本県)に事務局を置く「八代亜紀と共に明日の八代をつくる会」は13~15日の3日間、「第14回八代亜紀絵画コンクール」の表彰式および展示会を開催した。コンクールは例年、「やつしろハーモニーホール」で行っているが、平成28年熊本地震のため、会場が一時避難場所となった。その後も余震が続いているため開催自体も危ぶまれたが、地域に少しでも明るい話題を提供しようと、急遽会場を「ゆめタウン八代」に変更し開催した。
コンクールは、同市出身の歌手・八代亜紀さんの協力を得て、地域住民の目線で、「自分たちの住んでいるまちを描く」をテーマに、絵画で地域の良さを再発見、再認識することを目的に毎年開催しているもの。例年表彰式では八代亜紀さんから受賞者に対し、表彰状などを直接授与していたが、今回は来場できず、応援メッセージが届けられた。
メッセージには、「故郷の皆さん、まだまだ大変な日々が続いていることと思います。一日も早い終息を心より祈っております」など、八代を思う気持ちなどが込められていた。
同所は、「さまざまな事業を通じて、地域の復興を精力的に後押しし、笑顔を提供していければ」と話している。
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