鳥取商工会議所は5月25日に実現を目指している「日本一の砂時計」の試作機のお披露目式を行い、報道機関や関係者に公開した。3カ月程度展示し、来場者を対象に感想やデザイン性などに関するアンケートを行い、実物設置に向けて機運を盛り上げていく。「日本一の砂時計」は、日本一の鳥取砂丘にふさわしい観光の目玉づくりとして構想され、県立美術館の県都への建設や足湯の設置など同所が提唱する7つの重点プロジェクトの一つ。
砂時計の本体部分を全長6メートル、砂時計を支える構造部分を高さ8メートルに設計。デザインは同市の夏祭りを代表する鳥取しゃんしゃん祭に使われるしゃんしゃん傘をイメージし、1時間で180度回転する「1時間計」の仕様としている。実現すれば現時点で日本一を誇る仁摩サンドミュージアム(島根県大田市仁摩町)にある年に1回だけ回転する「1年計」の砂時計を大きさ、回転数ともに上回ることになる。同所では、鳥取駅前周辺を候補地として今後も県や鳥取市など関係機関と協議を重ね、デザインや仕様について市民の意見も聞きながら実現を目指していく。
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