日本商工会議所は10日、東京商工会議所と日本マレーシア経済協議会と共催で「ムスリム観光客対応セミナー」を都内で開催した。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に訪日外国人客が増え続ける中、ムスリム観光客へのサービス充実を図ることが狙い。
セミナーでは、ハラールメディアジャパン株式会社の守護彰浩代表取締役が、ムスリムの基本やハラール(イスラム法で許された食材)、集客方法などについて説明。さらに、ハラールに対応している浅草のすし店から、実際にムスリム客へのおもてなしと現場での様子について講演を行うとともに、ハラールに対応したすしを試食した。
受講者からは、「多様な判断基準があることが分かった」「食品の知識が曖昧であったが、基本となるものが理解できた」などの声が聞かれた。
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