日本商工会議所と全国観光土産品連盟は11月18日、全国各地の優れた観光土産品を選定する「第57回全国推奨観光土産品審査会」の入賞品を発表した。今回は全国557企業から1121点が出品され、72点が入賞。このコーナーでは、各部門の最優秀商品に授与される大臣賞と、日本商工会議所会頭賞を、8回にわたり紹介する。
青森県むつ市で大正12(1923)年に創業した「八戸屋」は、地域の特産品である南部せんべいの製造・販売を行っている老舗菓子店。昔の伝統を今も受け継ぎ、店舗独自の技術を持つ職人たちが、一枚一枚丹精に焼き上げるせんべいは、世代を超えて愛されている。
この度選出された「青森香鮮(かせん)詰合せ」は、青森県の特産品を生かした人気創作せんべい6種類をセットにしたもの。クッキー生地にピーナツ、カボチャの種をトッピングした厚焼きせんべいのほか、むつ湾産のホタテ、田子町のにんにく、イカ、リンゴのせんべいと、味や食感のバリエーションも豊かな一箱となっている。
審査員からも、「地元の優れた水産、農産の素材をうまく菓子の材料として活用し、せんべいという商品の中に融合させている」と、絶賛の声が上がった。さまざまなシーンで喜ばれる土産品だ。
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