大野商工会議所青年部(福井県)は1月31日、特産品のサバ寿司で「モザイク・サバアート」を制作し、ギネス世界記録に挑戦するイベントを開催した。
同地域では、夏至から数えて11日目の半夏生(はんげしょう)に焼きサバを食べる習慣があり、その「半夏生サバ」の認知度向上と食文化をPRするためにこの挑戦を企画した。日本にも数多くのギネス世界記録があるが、にぎり寿司を使った挑戦は今回が初めてで、注目を集めた。
当日は、41・99㎡のキャンバスいっぱいに、参加者約200人が2万5823貫のサバ寿司を陳列。大野市の地域ブランド「結の故郷 越前おおの」のロゴマークを完成させた。市のシンボルでもある荒島岳をあしらったマークが巨大なモザイクアートとして会場に浮かび上がった。今までの世界記録はノルウェーで公認された40・78㎡で、今回の挑戦により、見事記録更新となった。
この日使用したサバは、地元の魚商組合から提供されたもので、約2200匹。同YEGなどがサバ寿司を調理した。ギネス認定後には参加者に配られ、特産品に舌鼓を打った。参加者からは、「世界一になれてうれしい。チームワークが生まれて、楽しめた」との声が聞かれた。
同YEGは、「大野を世界にPRできた。達成感を感じるとともに、何より地域の人に喜んでもらえてよかった」と話している。
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