佐久商工会議所(長野県)は2月12日、旧中山道の宿場町を案内する「中山道佐久の道観光ガイド」認定式を開催。市内の60~80代の男女14人(男性10人・女性4人)が初めて認定された。今後は観光ガイドとしてイベントへの参加や市の観光協会などとも連携しながら地域PRに力を注いでいく。
認定されたのは、同所が平成24年度から実施しているガイド養成講座の修了者。同所では、市内にある5つの宿場町を地域資源とし、まちづくりと観光に生かそうとガイドの養成に取り組んできた。受講者は歴史を学ぶ講座や現地での勉強会に参加。実際に宿場で観光客を案内するなどの実践研修も通じて、旧中山道についての知識と案内力を身に付けてきた。今回認定された14人には認定証とともに、「中山道佐久の道披露目頭(ひろめがしら)」と刻印された印籠(いんろう)を贈呈。印籠には「中山道と佐久の魅力を広めていくリーダー(頭)として頑張ってほしい」との思いが込められている。
同所の樫山徹会頭は「3年間で学んできたことを生かして中山道の魅力を多くの人に知っていただき、地域を元気にしてほしい」と激励の言葉を贈った。
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