小樽商工会議所青年部(北海道)は2月21日、「国際スポーツ雪かき選手権」を開催した。同イベントは、「観光地・小樽」を広く海外などにPRするとともに、高齢化が進み、雪かきの担い手が不足している小樽市の現状を知ってもらうことを目的に、重労働である雪かきにルールを策定し、チーム戦で競う大会にしたものだ。
今回で2回目となる同イベントには、小樽市内外および世界から114人が参加した。当日はまず、市内住宅街で参加者とスタッフ全員でボランティア雪かきを実施。その後特設会場に移動し、雪かきのスピードや雪だるまの制作数を競う大会を開催した。参加者らは、雪まみれになりながら競技に熱中した。
同イベントでは、競技に参加しない人も楽しめるようにと、特大すべり台や雪かきチャレンジコーナー、特産品コーナーなどを設置。市内のみならず、海外からの観光客なども誘客するため、特設ホームページには英語の表記も用意した。同所は、「本大会を通じて、新たな観光資源の創出と地域振興に寄与していきたい」と話している。
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