〝第五の道〟リニアが開業
天照大神が生まれたときに「へその緒=えな」を山頂に納めたことが名前の由来だといわれている「恵那山」は、岐阜県中津川市のシンボル的存在だ。豊かな山々に囲まれた市内には、中津川や木曽川といった川が流れ、市の西部には奇岩が連なる景勝地「恵那峡」がある。 名古屋から特急で約50分とアクセスも良く、平成39年には、ここ中津川に「リニア中央新幹線」が開業予定だ。1県1駅のリニア停車駅が、中津川市西部のJR中央本線美乃坂本駅に近接して設置されるということで、まちを挙げた取り組みが始まっている。
「ほどよい田舎のリニア駅を目指したい」と、中津川商工会議所の丸山輝城会頭は語る。中津川は、古くから交通の要衝として栄えてきたまち。東山道・中山道・JR中央線・中央自動車道が通り、人や情報、文化が集まる場所となった。
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