宇都宮商工会議所(栃木県)や宇都宮餃子会などが参加・応援する映画、「キスできる餃子」が6月15日から栃木県、22日から全国で公開された。
映画は、ギョーザのまち宇都宮を舞台に女優の足立梨花(あだちりか)さん演じるシングルマザーの主人公が、恋と実家のギョーザ店再建に奮闘するラブコメディー。三重県桑名市を舞台にした地方創生ムービーで監督を務めた秦建日子(はたたけひこ)さんの監督作品第2弾だ。映画には実在するギョーザ店や宇都宮の人気スポットが多数登場するほか、カクテル、ジャズ、プロスポーツなどギョーザ以外の宇都宮の魅力も盛り込まれている。
映画は昨年8月にクランクイン。同所、市、地元新聞社や企業などが「宇都宮地方創生ムービー2・0を推進する会」(会長:関口快流(かいりゅう)会頭)を設立し、映画への出資、撮影時の弁当業者の紹介やエキストラ出演など地域を挙げて協力してきた。また、同所会報などでの告知や商店街・大型店などへのポスター掲示、チラシ配布によるPR活動、特別鑑賞券の販売促進にも注力した。
6月17日に市内のMOVIX宇都宮で行われた舞台あいさつでは佐藤栄一市長、関口会頭が登壇し謝意を述べた。映画は宇都宮でロングラン上映となり(8月5日公開終了)、今後はDVDの発売、イベントでの上映、海外輸出など、活用が検討されている。
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