福井商工会議所は6日、同所ビル地下ホール前広場に「新型コロナウイルス感染防止・対策商品紹介コーナー」を開設し、福井県内の企業19社が出展して商品をPRした。この日は福井市内の繁華街の飲食店などが、新型コロナ対策に取り組むために設立した「福井飲食店衛生向上協議会」の設立総会を同地下ホールで開催。同所はこれに合わせ、感染防止対策の徹底を促す目的で同コーナーを設けた。
出品されたのは、飛沫(ひまつ)感染を防ぐための間仕切り板や、マスク、フェースガード、除菌・消臭液、体温を測定するサーマルカメラなど。3密(密閉・密集・密接)とならないよう配慮して設置された同コーナーには協議会の設立総会に参加した飲食事業者らが訪れ、各ブースでは出展者に説明を求めたり商談したりする姿が見られた。同所は「感染に対する緊張感が依然としてある。フェースガードや飛沫防止のアクリル板などが注目された」と話している。
これに先立ち、同所は6月29日にテークアウトやデリバリー事業に新たに参入した事業者を対象とした「食中毒対策セミナー」を開催。新型コロナ対策と合わせて、飲食事業者が安全に営業できるよう支援に注力している。
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