日本商工会議所青年部(日本YEG、吉田大助会長)は2月15~17日、岐阜県各務原市を中心に「第37回全国大会岐阜かかみがはら大会」を開催した。大会には、全国392YEGから約6100人のYEGメンバーが参加。会員総会や分科会をはじめ各種会合を実施し交流を深めた。17日に行われた記念式典には、主催者として日商の三村明夫会頭も出席。来賓として、経済産業省の武藤容治副大臣、岐阜県の古田肇知事、各務原市の浅野健司市長らが臨席した。(関連記事2面に)
全国大会は、商工会議所活動の一翼を担う全国各地のYEGメンバーが、交流と研さんを通じて次代への先導者としての意識高揚を図ることなどを目的に毎年開催している。今大会のテーマは、「STAND BY ME」。「YEGが地域を支える青年経済人として、自己の成長、自企業の発展に努めるためには、自企業の社員に支えられ、家族に支えられ、地域に支えられ、YEGをはじめとした仲間に支えられ、さまざまなビジネスに絡む人たちに支えられてようやく成し得ることであり、そこにYEGのベネフィットの神髄がある」というメッセージが込められている。
大会開催に当たり吉田会長は、「地域をより良い未来にするために現在を一所懸命に生き、考え抜き、活動すること、これが青年経済人であるYEGメンバーの使命」と強調。「YEGメンバーの一人一人の力を合わせると想像以上のパワーを発揮することが可能となる」とYEGメンバーのさらなる活躍に期待を寄せた。
大会であいさつした三村会頭は、商工会議所として取り組むべき課題として、「人材不足の克服」「事業承継への取り組み」「地方創生」の3点を挙げ、「これらの大きな課題を克服するためには、われわれ民間の積極的な取り組み、とりわけ地域を支える次世代のリーダーであるYEGのパワーが不可欠」と指摘。今年が商工会議所創立140年の記念すべき年となることから、「渋沢栄一翁の理念を自らの経営にどう生かすのか、改めて考えていただき、次世代の地域のリーダーとして、大きく飛躍されることを期待している」とエールを送った。
次回の全国大会は、2019年3月6~10日に、宮崎県宮崎市を中心に開催する予定となっている。
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