山本 雄次さん伊勢崎YEG・群馬県
命をかけた亡命
私は３歳までベトナムにいました。ベトナム戦争が終わって、親は漁師をやってたんですけど、社会主義なので配当だったんですよ。親はそれが嫌で、木造の船でベトナムを出ることにしたんです。10日間海の上で、海賊に遭ったり食料が尽きたりして生き残る人も少なかった中、何とか香港にたどり着き、そこで難民認定されてから、日本の外務省の面接を受け、日本に渡りました。
その後、親の友人を頼りに群馬へ渡り、中卒で働き始めました。いろんな仕事を経て18歳のとき、パチンコ屋に勤務したんです。お客さんの気持ちを理解して接客することで、結構チップをもらいました。でもそれ以上に、お客さんに喜んでもらうことがすごくうれしくて、接客が好きになりました。
YEGの先輩に誘われて
仕事と並行して、ボランティアで通訳もやっていました。でも、仕事を休ませてボランティアで通訳を頼むのは悪いからといろんな人から言われ、26歳のときに通訳業で起業しました。正直最初は仕事にならなかったけど気が付けば一人じゃできないほどに仕事が増えて、スタッフを雇うまでになりました。そうすると、いろんな人と交流を持つ機会も増え、その中の一人がYEGの先輩で、「経営者の人たちが集まってるから入ったら」って誘われたんです。
YEGは全国に仲間がいるので、海外実習生の受け入れ組合を各地域のメンバーにつくってもらい、ビジネスを広げられたらと考えています。YEGネットワークで大きなビジネスチャンスをつかめると思います。
株式会社DS in Japan
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