公益財団法人日本生産性本部はこのほど、「レジャー白書2017」を公表した。同白書は、日本における余暇の実態を需給双方の視点から分析・記録している調査で、1977年の創刊以来通算41号目となる。
2016年の日本人の余暇活動参加人口は、「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が6年連続で首位。「読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)」(4位→3位)、「ウインドーショッピング(見て歩きなど娯楽としての)」(12位→10位)、「温浴施設(健康ランド、クアハウス、スーパー銭湯など)」(13位→12位)、「園芸、庭いじり」(15位→13位)、「体操(器具を使わないもの)」(上位20位圏外→16位)などが順位を上げた。
2016年の余暇市場は70兆9940億円となり、前年比2.0%減少した。近年堅調であったスポーツと観光が横ばいか若干のマイナスに転じ、成長をけん引する部門がなくなった。ただし市場規模の突出して大きいパチンコ・パチスロを除くと、娯楽部門がプラスとなるため前年比0.3%増となり、僅かだが4年連続のプラス成長となった。
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