富山商工会議所と富山市は4~6日、チンドンマンの技やアイデア、ユーモアを競う伝統のイベント「第60回全日本チンドンコンクール」を市内で開催した。
今年は昨年優勝の政丸(大阪)をはじめ、全国から腕自慢のチンドンマン30組が大集合。4日の前夜祭には森雅志富山市長が出席してオープニングセレモニーが行なわれたほか、中心街の広場ではチンドンマンによる演奏が披露された。
5日は予選会に加え、市内練り歩きや素人チンドンコンクールなどを実施。最終日の本選では、8組がチンドン日本一の座をかけて華やかなパフォーマンスを繰り広げた。
優勝したのは昨年の覇者・政丸で、今回で三連覇という偉業を達成。宣伝の口上や楽器演奏の技術、ユーモアなど、すべての審査ポイントにおいて高評価を得た。
同コンクールは、戦後の本格復興に向けて市民に明るさを取り戻そうと、同所が中心となって昭和30年から実施しているもの。同所は、「来年の北陸新幹線開業は、富山を全国へ発信できる絶好の機会。このコンクールも新たな魅力を加え、これまで以上に親しまれるイベントに育てたい」と話している。
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