桑名商工会議所(三重県)などは3月18日、桑名市の地場産業である「鋳物」の良さを広くPRしようと、初の料理コンクールを開催。県立相可(おうか)高校の食物調理科の生徒63人のうち、書類選考を勝ち抜いた10人が、鋳物を使ったオリジナル料理で競い合った。
このコンクールは、同所が平成23年から市や県と共同で進めてきた「くわな鋳物新商品開発事業」から派生したもの。同事業の受託事業者である桑原鋳工と、テレビドラマ「高校生レストラン」のモデルとなった同校の共催、同所と市の協力で実現した。
当日は、60分の制限時間で4人分の料理を調理。同事業から誕生し、今年2月に商品化された調理器具を使った「ごはん釜部門」と「ミニフライパン部門」に分かれ、火花を散らした。
審査の結果、ごはん釜部門では梅やカマンベールの焼きおにぎりを出品した女子生徒(同校2年)が、ミニフライパン部門ではシマアジを使った温野菜サラダを出品した男子生徒(同)が最優秀賞に輝いた。
同所は、「来年以降もコンクールを継続し、鋳物の素晴らしさをたくさんの人に知ってもらいたい」と話している。
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