鹿児島商工会議所はこのほど、地元の人が外国人観光客に対応できるように「指差し会話集・行先マップ」を発行した。市内のホテルや飲食店、タクシー会社などに配布し、活用を呼び掛けている。
マップは6ページで、実際の現場で活用できる「単語」と「会話」を、日本語・英語・韓国語・繁体字・簡体字の5カ国語で中心部の地図とともに紹介。タクシー会社からは「台数分ほしい」との声が寄せられるなど好評だ。A4サイズでファイルに挟みやすく、5つの言語を一冊にまとめるなど、利便性にも配慮した。
鹿児島市は九州新幹線の全線開業によって、外国人観光客の数が増加。マップを2000部発行し、会員企業などに配布しているほか、1部300円で販売もしている。
同所は、「特に多いアジア圏の観光客向けに、言語を増やしていくことも検討したい。まずはこのマップを広めて、外国人観光客へのおもてなし力を高めたい」と話している。
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