日本商工会議所は11日、ベトナム商工会議所、在日ベトナム大使館と共催で「日本ベトナムビジネスミーティング」を都内で開催した。会合には、日本側から日商の三村明夫会頭はじめ約80人、ベトナム側からはダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席や女性起業家ら約70人が出席。冒頭にあいさつした三村会頭は、「ベトナムはかねてより経済連携の推進に積極的に取り組んでおり、日本とは共通の利益を持つ関係」と強調。TPPについて、「トランプ政権成立後、行方が不透明となっているが、このハイレベルな経済連携の枠組みを失うのは非常にもったいない。今後もなんとかこの枠組みを生かせるよう、日本の経済界として働き掛け続けたい」と述べた。

会合では、両国政府からの経済連携に関する講演のほか、ベトナム商工会議所のビジネス支援活動などを紹介。その後、日本企業とベトナム企業によるビジネスマッチングを行い、活発な交流が図られた。