政府はこのほど、2017年版中小企業白書・小規模企業白書を閣議決定した。白書では、中小企業のライフサイクルと生産性および雇用環境と人手不足の現状を分析。経営者の高齢化が進む中、後継者不足が課題であると指摘した。また、起業に無関心な層の割合が欧米諸国より高い(開業率が低い)実態も指摘した。特集では、その概要を紹介する。
中小企業白書
第1部 現状分析
第1章 中小企業の現状
①中小企業の経常利益は過去最高水準にあり、景況感も改善傾向。
②中小企業の売上高、生産性は伸び悩んでいる。(図1)
③大企業の経常利益は大きく改善しており、中小企業との格差が拡大している。
④こうした状況の改善のため、下請中小企業と親事業者の適正な取引を普及定着させ、賃上げできる環境の整備を図るための取り組みを推進。
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