釧路商工会議所(北海道)は8月4~29日に、今夏で3回目となる「釧路すえひろ『ヒア』ガーデン」を市内中心部の栄町平和公園で開催した。多くの市民や観光客で連日にぎわいを見せた。
日本一涼しいまちとして売り出し中の釧路市は、長期避暑滞在地として人気が高まってきている反面、涼しさゆえに、これまで屋外ビアガーデンは営業をしていなかった。そこで同所青年部の発案により、涼しさを逆手にとった釧路らしいビアガーデンを開き、市民や観光客に中心街や歓楽街に足を運ぶきっかけとしてもらい、にぎわい創出につなげることとなった。
涼しい夏にかけた「ヒア(冷)ガーデン」の名称や、夏には珍しい熱かんの提供、寒さ対策のベンチコート無料貸し出しなども話題となっている。会場ステージには釧路市と他都市を比較する気温表示も掲げられ、今年は地元・武修館高校の甲子園出場を応援しようと、阪神甲子園球場の気温も登場。青年部の呼び掛けで支援募金も行われた。
会場運営は青年部メンバーと同所職員を中心に、歓楽街の飲食店などの協力を得ながら手作りで実施。同所は、「3年目を迎え、徐々に浸透してきた。毎日来てくださる長期滞在者の方もいてありがたい」と話している。
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