東京商工会議所(東京都)はこのほど、eco検定(環境社会検定試験)の歴代合格者20万人に対し、ゴミ拾い活動キャンペーンへの参加を呼び掛けた。
この活動は、平成18年に開始したeco検定の合格者(エコピープル)が今年度で20万人を突破することから企画された。全国各地のエコピープルに対し、身の回りのポイ捨てゴミを拾い、その実績をアプリで発信し合うことによる「ゴミ拾い活動の見える化」を実施してもらおうというもの。エコピープルが率先してゴミ拾い活動を行うことで、周囲の人々に環境に関する意識を高めてもらうことが目的だ。
キャンペーンの実施にあたり、「ピリカ」が運営するスマートフォンアプリ「PIRIKA」と連携。利用者が拾ったゴミの写真をアップロードすることで、ゴミ拾いの実績を共有するアプリの仕組みを活用する。現在、世界70カ国以上で利用され、累計700万個を超えるゴミが拾われている。また、ゴミ拾い活動をお互いに褒め合うメッセージ機能も搭載されていて、利用者同士のコミュニケーションを図ることも魅力の一つ。さらに今回、エコピープル専用のウェブページも開設され、全国のエコピープルのゴミ拾い状況を確認することができると同時に、エコピープル同士がつながるきっかけも創出する。
同所は、「eco検定で習得した知識を生かし、実際にアクションを起こす第一歩としてもらいたい。これを機会にエコピープル同士の交流が生まれてほしい」と話している。
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