各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
平塚商工会議所は、「湘南ひらつか名産品」に選定されている商品から「ばらジャム」「はちみつラスク」「弦斎(げんさい)カレー」などを出品した。同名産品は、平塚市が認定する郷土を代表する商品。同市と同所は、昭和60年から同名産品と「湘南ひらつか名産品選定委員会特産品」(神奈川県内でも有数の生産高を誇る市内で生産された農水産物)の認定による市内産業の振興に取り組み、現在それぞれ34品目、5品目を認定している。
今回販売した「ばらジャム」は、食用バラの生産農園が農薬や化学肥料を使わずに栽培したバラを着色料、香料、保存料を加えずジャムにしたもの。バラは同市で昭和30年代に生産され始め、今では県内トップクラスの生産量を誇る市の特産品。「ばらジャム」は、豊かな香りや上品な甘みが楽しめる逸品だ。
「はちみつラスク」は、創業40年の老舗洋菓子店が西湘のみかんはちみつとインド産黒はちみつを使ってつくるこだわりのラスク。サクサクとした食感で人気がある。
「弦斎カレー」は、同市に在住した明治・大正期の作家・村井弦斎のベストセラー「食道楽」に登場するカレーを「村井弦斎の会」が現代風にアレンジしたレトルトカレーだ。ほかにも「たたみいわし薫製」や「囲碁最中」などの名産品がブースに並んだ。
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