「緊急事態宣言」が解除されて1カ月半ほどたった7月10日、日本YEGは、今年度初の事業として、「プレスリリース講座」を現地会場(鯖江商工会館)とweb中継の二元で開催した。
第1部「地域に認知されるための発信力と広報戦略」
和歌山新報社 代表取締役 津村周氏(和歌山YEG)
第2部「ウェブツールを使った情報発信と広報戦略」
日本YEG広報委員会 上森直樹氏(恵庭YEG)
参加人数:274人(現地会場73人、web参加201人)
入念な感染防止対策を実施
現地会場では新型コロナウイルスの感染防止対策として、受け付け時には主催者、参加者とも検温と消毒を徹底。また、「3密(密集、密接、密閉)」を避けるため会場レイアウトは、座席数を通常の5割以下にするなどで対応した。国家斉唱や商工会議所青年部の歌「伸びゆく大地」の斉唱に加え、「綱領」の朗読や指針唱和なども飛沫防止のために静聴の形で行った。
Webを活用した実験的な事業
第1部は「地域に認知されるための発信力と広報戦略」をテーマに、第2部は「ウェブツールを使った情報発信と広報戦略」をテーマに講演が行われた。この講演は、web会議サービス「Zoom」のビデオウェビナーを使って、全国のメンバーにも発信。「緊急事態宣言」が解除されたとはいえ、県外への移動を自粛せざるを得ないメンバーも参加できるよう企画・運営した。当日はシステムの問題で配信が途切れてしまうなどのトラブルも見られたが、すぐにフェイスブックのライブ配信などで対応した。システムについては、今後事業を実施する上での課題となった。
具体的な発信事例を共有
両講師ともYEGメンバーのため、「どのようにYEGの活動や存在意義を発信していくか」といったテーマなどを、具体例を示して解説してくれた。第二部終了後の質疑応答では、現地会場だけでなくwebからも質問を受け付け、「緊急事態宣言下のマスコミのネタ不足」や「メディアとの付き合い方」など内容は多岐にわたった。予定していた両講師の対談が実現できなかったため、後日Zoomを利用して実現したいと考えている。
日本YEG・北村広報委員長のコメント
「ウィズコロナ時代の事業をメンバーと検討し、企画した講座を無事に終了できました。274人の参加には、YEGのブランディングや知名度向上、認知度アップ、広報に対する関心の高さを感じました。地域でのYEG活動は、地域創生だと考えています。今後、各地でYEG活動が活発になり、それがメディアで紹介されればYEGブランディングが加速し、新入会員の拡大、家族・従業員・取引先にもYEGの理解が広がり、さらに活動がしやすくなるでしょう」
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