各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
松山商工会議所は、松山ブランド新製品コンテスト「NEXT ONE」の受賞製品を中心に出品した。同コンテストは松山地域の優れた資源や新製品を発掘してブランド化し、製品の認知度向上・販路拡大を図る目的で平成17年から実施。工業製品部門と加工食品部門があり、今回、28年に加工食品部門で受賞した4品と、過去の受賞製品を販売した。
金賞(愛媛県知事賞)を受賞した「おしゃべり金魚」は、愛媛県産米「しずく媛」を使用した純米吟醸酒がベースのスパークリング酒。プレーンの「うぶ」と同県産ライムの香りを加えた「らいむ」の2種類がある。軽やかな味わいは、女性や外国人の需要を意識してつくられた。また、金賞(松山市長賞)の「みかんですよ」は、松山特産のミカンをおかずとして独立させた食品。市内のラーメン店が愛媛大学と共同で商品化した。同じく金賞(松山商工会議所会頭賞)を受賞した「大和屋ベジスイーツ 媛菜スティック」は、同県産の9種類の野菜を使ったスティックタイプのフィナンシェ。道後温泉の老舗旅館が県内のパティシエと開発した。
また、優秀賞を受賞した「道後焼酎 瀬戸内の銀鱗煮干し」は、原料に瀬戸内の銀鱗煮干しを加えた潮の香りを感じられる逸品。イワシのうろこをイメージした銀色のボトルにもこだわりがうかがえた。
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