日本商工会議所の三村明夫会頭は4月20日、定例の記者会見で、麻生副総理が米国を除く11カ国による環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の発効について言及したことに対し、「この動きは歓迎したい」と政府の方針を評価した。
三村会頭はTPPについて、「長い時間を掛けて議論した、マルチの非常にレベルの高い、しかも中小企業にとって非常に使いやすい協定」と強調。「今の世界で、TPPに匹敵する、あるいはこれに代わるようなマルチのレベルの高い協定が、近い将来、成立するということは難しい。何とか生き残らせることが大切」と述べ「日本が考え方をしっかりすれば、一つの動きになる」と政府の積極的な動きに期待を示した。
最新号を紙面で読める!