各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
相生商工会議所は、兵庫県立相生産業高等学校(相産高校)の有志が同所と地域の事業者と共に開発した商品と、相生市内で農産物直売所の運営や農産物加工品の製造・販売を行っている女性農家グループ「かあちゃんず」が開発した商品、地元で長く愛されてきた特産品などを紹介した。
相産高校生開発商品は、県の異業種交流活性化支援事業の一環として昨年4月から実施している取り組みより誕生したもの。現在6品が開発され、その中から相生市が新たな特産品として力を入れている「あいおいも」(キャッサバ)を使った「あいおいもアイス」、市内産のユズを使った「ゆずみそシフォンケーキ」「ゆずみそポン!(ポン酢)」を出品した。
かあちゃんずの商品は、市内の原材料でつくられたみそと減農薬栽培のユズを使った「ゆずみそ」。地産地消の推進や食育に取り組む同グループが産地や食の安全にこだわってつくった万能調味料だ。「モンドセレクション2016」で銀賞を受賞している。また、地元の定番、するめフライの「うまいか」や、特産のカキを使った「相生かきせんべい」、「うめぽん酢」なども販売した。
ブースには高校生手書きの商品POPを置き、手づくり感を演出。週末には高校生も店頭に立って販売するなど、新たな特産品のPRに力を入れた。
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