各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
ヨーグルトなど乳製品もPR
神岡商工会議所は、名物の「高山ラーメン」や「朴葉みそ」をはじめ、地酒、地元のスタミナ料理「神岡とんちゃん」などを販売した。 岐阜県の最北端に位置し、山に囲まれた飛騨市神岡は、近世以降鉱山で栄えた歴史がある。現在は旧神岡鉱山内に設置された宇宙素粒子研究施設「スーパーカミオカンデ」などが知られている。
高山ラーメンは、この地方で戦前から親しまれてきた名物。創業100年以上の老舗製麺所がつくるラーメンは、6種類の地酒と地元の名水を練り込んだ極細縮れ麺に、鶏ガラベースのあっさりとしたしょうゆスープが特徴だ。
神岡とんちゃんは、地元のみそやしょうゆを使った特製だれに漬け込んだ黒毛和牛ホルモンをキャベツやタマネギなど野菜と一緒に焼いて食べる飛騨のソウルフード。山椒やみりんを加えたみそにネギやシイタケを混ぜ朴の葉に載せて焼く朴葉みそと共に人気がある。
これらに加え、今回は標高1000メートルの牧場で生育しているジャージー牛の牛乳を使った乳製品も出品。「FOODEX JAPAN 2014」の「ご当地ヨーグルトグランプリ」金賞に輝いた「ジャージー牛乳ナチュラルヨーグルト」や、濃厚な味わいの「ドリンクヨーグルト」など飛騨の酪農をアピールした。
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