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今日から始める“大人”健康生活 Vol.15 「疲れが抜けない」を解消する

新型コロナウイルスをきっかけに、企業のテレワークが進んでいます。毎日の通勤という負担がなくなって、体は楽になったはずなのに、「体がだるい」「疲れが抜けない」と訴える人が増えています。なぜでしょうか。

まず身体的には、在宅勤務などによる運動不足が挙げられます。視界も狭い範囲に限定され、目にも負荷が掛かります。さらに、仕事には適していない机やイスを使った作業で、肩こりや腰痛、頭痛も起こりやすくなっていきます。

加えて、出社がなく仕事のエンジンが掛からない、集中しにくい、息抜きや気分転換がうまくできない、人との接点が減って孤独感があるなど、精神的にも負担が掛かっています。そうした心身へのダメージが絡み合い、だるさや疲れとなって現れているのです。

こうした疲れを解消するキーワードは、‶メリハリ〟です。仕事のオンとオフ、活動と休息の切り替えを意識するのです。例えば、在宅勤務中でも、朝いつもの時間に起きて身支度を整える、通勤時間に当たる朝と晩に自宅周辺を歩いてみる、始業時間にパソコンを立ち上げる、昼は仕事の手を止めて昼食をとるなど、できるだけ‶いつも通り〟を心掛けましょう。

さらに、職場の人と「報・連・相」などを通じてコミュニケーションをとる、気の合う仲間とリモートランチ会を行う、休憩時間には楽しいテレビ番組を見て笑う、など気分転換を心掛けましょう。

働き過ぎはよくありませんが、あまり動かないことも疲労の原因になります。起床したらラジオ体操をする、通勤時間は風呂掃除や窓掃除などの家事にあてたり、近所に買い出しに行くなど体を動かすことを心掛ければ、血の巡りがよくなり心身がスッキリします。

以上のように、仕事でも生活でも‶メリハリ〟を意識して過ごすことで、今までとは違う生活スタイルにも慣れていき、疲れにくくなっていきます。

福田千晶(ふくだ・ちあき) 医学博士・健康科学アドバイザー 1988年慶應義塾大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科に勤務。96年よりフリーランスの健康科学アドバイザーとして、講演、執筆、テレビ・ラジオ番組への出演などで幅広く活躍。また、診療所などで診察を担当するほか、産業医として企業の健康管理や健康啓発にも携わる。主な著書に『メタボがわかれば寿命がのびる!』(白夜書房)、『体脂肪を燃焼させるスロートレーニング』(永岡書店)など多数

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