市は乳幼児検診などで活用へ
東海商工会議所女性会は7月8日、新型コロナウイルス感染症対策の貢献を目的として東海市へフェースシールド130個を寄贈した。同市しあわせ村保健福祉センターで行われた贈呈式では、守しづ子会長が市民福祉部の天木倫子健康福祉監に寄贈品を手渡した。
マスク不足は解消されつつあるものの、衛生用品は依然として不足しており、中でも医療従事者をはじめとするソーシャルワーカーにとって、飛沫感染予防の対策は欠かせない。同女性会では、暑くなる夏を前に「何か力になれることはないか」との会員からの声を受け、すでに需要が高まることが予想されていた顔を覆って飛沫を防ぐフェースシールドの製作を発案。さっそく6月29日、同女性会会員有志ら25人が集まり、ラミネートフィルムや額に当てるスポンジとゴムなどを使ってフェースシールドを手づくりした。
同市担当者からは「必要とされている現場に届けて感染予防に役立ててもらう」と感謝の言葉があった。同市では、福祉施設で働く人や乳幼児検診の担当職員などに配布して活用することにしている。
同女性会では、今後も情報や意見交換を行いながら、地域貢献のための活動に注力していく考えだという。
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