日本・カナダ商工会議所協議会の槍田松瑩会長(三井物産顧問)は8月4日、今年5月に同協議会のカナダ側会長に就任したスティーブ・デッカ会長(カンポテックス社社長)と懇談した。
槍田会長は、ケベック州をはじめ、駐日事務所がある4つの州政府とのビジネスセミナーの開催のほか、各種カナダビジネスに関する情報提供を行っていく考えを表明。「カナダへの産業視察の派遣も視野に入れ、政府・関係機関などとも連携、協力しながら活動を展開していきたい」と両国の経済協力関係強化への意気込みを述べた。
これに対しデッカ会長は、「日本側のイニシアティブに期待している」と歓迎の意向を表明。今後の同協議会の活動方針として、日本とカナダ両国の人と人とのつながりや、両国の中小企業同士の理解と意識向上が重要との認識を示すとともに、「日本とカナダは中小企業にとって多くのビジネスチャンスがある」と強調した。また、カナダでの次回合同会合について協議し、来年3月にバンクーバーで開催する方向で準備を進めることを確認した。
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