日本商工会議所の三村明夫会頭は7日、グエン・クオック・クオン駐日ベトナム大使と懇談した。

クオン大使は、今年7月に着任。これまでの日商によるベトナムへの経済ミッション派遣などに対して感謝の意を表明し、ミッションでの政府への投資環境改善に向けた意見などが、政府内でも高い評価を得ていると紹介。「今後とも政府との対話を継続し、両国の協力関係をさらに深めていきたい」と述べ、両国経済界の往来活発化などによる経済交流拡大に期待を寄せるとともに、三村会頭の早期ベトナム訪問を要請した。

三村会頭は、中国の人件費が上がっており、企業の進出先としてベトナムが注目されていることなど、ベトナムビジネスの成長に期待を表明。10月には、日本・東京商工会議所の日本メコン地域経済委員会がハノイやホーチミンにミッションを派遣することに触れるとともに、できる限り早い時期にベトナムを訪問したいとの意向を示した。