当社は、発泡スチロールなどの発泡樹脂の断熱材をメーン商材として扱っています。特徴は、提案営業を行い、設計・試作から成形・カット加工・組立まで一貫受注できることです。
発泡スチロールは、約60%が魚の箱を中心とした容器、残りの25%が緩衝材、残りの10~15%が土木などの建材に使われています。当社は、これらの用途ではなく、早くから機能性断熱材などの工業製品の機能部品に力を入れてきました。
先代は前橋商工会議所の議員だったのですが、私の代になってからは、一時的に縁遠くなっていました。付き合いが再度深くなったきっかけは、次世代の経営者を育てようと、誘われて入った「ものづくり指南塾」です。現在のメンバーは16社16人で、私は副会長を務めています。ものづくり指南塾に参加するまでは、面識のないメンバーばかりでしたが、今では何でも本音で言い合える同志のような存在になっています。もともと、ものづくり指南塾は商工会議所の委員会事業でしたが、現在は独立して任意団体になっています。
ものづくり指南塾では、医工連携などの新分野・成長分野への進出も視野に勉強会を立ち上げました。勉強会の場面でも商工会議所は非常に心強い存在です。「先端分野の専門家に会って話を聞きたい」と思っても、一企業だとどうしても敷居が高いのですが、商工会議所に手伝ってもらうと、会ってもらえる可能性がぐんと上がります。
また、セミナーに関しても、「こんなセミナーができないかなぁ?」ということを聞いてみることもあります。もちろん実現しないこともありますが、横山さんは「できるだけ要望には応える」というスタンスで対応してくれるので、要望に沿ったとても役に立つセミナーを開催してもらったこともありますよ。
今後は、これまで培ってきた技術力をさらに強化し、提案力を高めていきたいと思います。そして、その技術力を生かせる異分野で商売を広げていきたいです。
担当者からひと言
ご相談は最寄りの商工会議所までお気軽にどうぞ!
現在、梶さんが取り組まれていることは、何が正解か分からない新しいことへのチャレンジです。ですから、「指導」というよりは、勉強会や交流会を通じて新しい目標に向かって、一緒に考え、解決策と模索しているという感じです。
日頃から心掛けていることは、できるだけ会員の皆さまの考えやニーズに即したタイムリーな情報を提供するということ。何かしら役に立つものをお持ち帰りいただきたいですから。そのためには、本当のニーズを知ることが大切。夜のお酒の席も貴重な情報源です。 梶さんはものづくり指南塾では「お兄さん」のような存在で、周りから頼りにされています。これからも若い世代を引っ張っていってほしいと思っています!
最新号を紙面で読める!