電力と震災 東北「復興」電力物語
町田徹著
3・11から3年。史上最悪の事故を起こした東京電力の福島第一原子力発電所と、より震源に近い場所に立地しながら「冷温停止」を果たした東北電力の女川原子力発電所、両者の明暗を分けたものは何なのか。経済ジャーナリストである筆者が「企業文化」に着目し、東北電力の二人の創業者、白洲次郎と内ケ崎贇(うん)五郎の〝思想〟を読み解いていく。
(四六判/304頁/税込1512円/日経BP社)
しなやかな日本列島のつくりかた
藻谷浩介著
『デフレの正体』『里山資本主義』などのヒット作で知られる、気鋭のエコノミストによる対談集。農業、医療、商店街、限界集落、観光、鉄道、まちづくり――などなど、現代の課題に向き合う7人のスペシャリストに、地域再生の現場を知り尽くす著者が迫る。彼らが明かす意外な〝現場の知恵〟は、日本社会が進むべき道のヒントになるはず。
(四六判変型/223頁/税込1296円/新潮社)
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