全国商工会議所女性会連合会(全商女性連、市瀬優子会長)は10月23日、「第52回全国商工会議所女性会連合会倉敷総会」を初めてオンライン形式で開催。全国336の女性会から、約4300人が参加した。
全国規模のイベントが軒並み中止となる中、同総会は、主催者を代表して市瀬優子会長のあいさつで始まった。「これまで経験したことのないコロナ禍においても、それぞれの地域から参加可能なオンライン開催ができたことは、女性が持つ柔軟かつ自由な発想と実行力によるもの。これを機に、女性会のネットワーク力を一層高めていきたい」と意気込みを語った。
東京からビデオメッセージを送った日本商工会議所の三村明夫会頭は「政府も『女性活躍推進』を成長戦略の柱として掲げており、各地域において、一人でも多くの女性がビジネスの現場で活躍し、地域経済、日本経済を強力にけん引していただきたい」とした上で、「女性ならではの豊かな感性で引き続き活発に事業を展開してほしい」と期待を寄せた。
同総会のテーマは、ここから広げようSDGsの取り組みを~歴史の薫る 文化と産業の街 倉敷から~。プログラムの合間には、ドローンを活用した倉敷空中散歩やオンライン物産展などで、参加者に倉敷の魅力をアピールし、倉敷への来訪を呼び掛けた。
また、「第19回女性起業家大賞」最優秀賞や、全商女性連表彰では「個として光る」女性会事業に取り組んだ3女性会を表彰し、特別功労者を含む5人がライブ中継で受賞の喜びを全国に向けて発信。最後に、次回の福島全国大会、東日本大震災から10年の福島での再会を誓い盛会のうちに閉会した。