佐賀県商工会議所連合会や佐賀県商工会連合会など県内の経済団体を中心とした10団体は2020年12月24日、鳥栖市をホームタウンとするJリーグ(J1)サッカークラブ「サガン鳥栖」を支援する組織「サガン鳥栖AID(エイド)」を設立し、21年1月22日に佐賀商工ビルで設立総会を開いた。
サガン鳥栖は創設23年。その活躍はサッカーファンのみならず子どもたちに夢と希望を与えてきたが、近年厳しい経営状況にある。昨年は新型コロナウイルス感染症流行により入場料やスポンサー収入にも多大な影響が出、このままでは資金難によりクラブ存続が危ぶまれるという。そうなれば、経済面だけでなく県民の誇りも失われるとして、佐賀県連をはじめ10団体が連携し立ち上がった。
サガン鳥栖AIDの会長には佐賀県連の陣内芳博会長(佐賀・会頭)が就任。設立総会では「子どもたちの夢が失われないよう民間が支える形をつくりたい」と述べた。
今後の支援策としては、会員企業にスポンサー協力やチケット・グッズの購入を呼び掛けるほか、ネットワークを生かした支援を行う方針だ。また緊急支援として、ユニホーム背面に「PRIDE of 17」「SAGANTINO」のロゴを入れ、企業や個人の寄付を募る。寄付についての詳細は、こちらを参照。
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