ASEAN・日本経済協議会日本委員会(会長・三村明夫・日本・東京商工会議所会頭)は3月23日、今年のアセアン議長国であるブルネイに焦点を当てたオンライン公開セミナーを開催した。「最近のブルネイ・ダルサラーム国の政治・経済情勢」がテーマのセミナーには、同国とのビジネスに関心のある全国各地の関係者ら111人が参加した。
冒頭あいさつした山本栄二・駐ブルネイ日本国大使は、50年近くにわたり、石油や天然ガスの日本への有力な供給国となっているブルネイと日本の良好な関係を強調。エネルギー関係だけでなく、環境配慮やDXに力を入れ、産業の多様化を推進しているブルネイへの日本企業の投資促進について期待が示された。
セミナーでは、実際に現地でエネルギーやバイオ関連の事業活動を行う日本企業3社の事例発表も実施。現在休止している日本からの直行便の再開予定や、現地の医療水準・制度、ブルネイ人の働き方や特に力を入れている外国投資誘致分野の具体的な動きなど、活発な意見交換が行われた。