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JNTO 訪日客向け絵文字制作 緊急時やコロナに対応

日本政府観光局(JNTO)はこのほど、新型コロナウイルス感染症対策や自然災害発生などの緊急時対応を訪日外国人に分かりやすく伝えるため、ピクトグラム(絵文字)を制作した。地方自治体や観光事業者などに利用してもらうことを想定している。

ピクトグラムにはシンプルな英語のメッセージが付いている。ネイティブライターが書き起こした英語のメッセージを翻訳し、韓国語、中国語・簡体字、中国語・繁体字など15言語で用意。安心感を与えることを重視したデザインで、「家紋」をコンセプトに日本らしさが盛り込まれている。家紋は日本独自のユニークなグラフィック文化で、歴史的にもお守りや縁起物、祭りといった場でよく用いられてきた。日本の風景の一部として浸透していることから、現代的で機能的なピクトグラムのデザインとのミックスで、さまざまなまちの景観や建造物との調和を目指したもの。また、世界各国の文化や宗教的な背景を考慮するため、JNTO海外事務所がネガティブチェックを行い、伝わりやすさも確認した。

「新型コロナウイルス感染症対策」と「外国人旅行者向け緊急時対応等の情報」の二つのカテゴリーに分かれている。空港や店頭、公共施設の入り口などでの使用を想定し、数パターンのレイアウトを展開。「すぐに使えるレイアウトデータ」としてダウンロードできる。各ピクトグラムを使用目的に応じて組み合わせることも可能だ。地方自治体やDMO、観光関連事業者などの利用を見込む。

JNTOでは、ウェブサイトやSNSへの掲載のほか、海外の旅行会社向けセミナーや旅行見本市などの機会を活用し、コロナ禍における将来の訪日旅行不安払拭(ふっしょく)に向けた情報発信を強化することにしている。