日本商工会議所会頭賞(菓子部門)に選ばれたのは、鳥取銘菓「山陰の味 大風呂敷」。良質な餅米を使った柔らかいきな粉餅に、鳥取県の特産品である「二十世紀梨」でつくった「梨みつ」をかけて食べる。1947年に創業以来、素材や品質、この土地ならではの味にこだわった菓子づくりを続けている宝製菓の看板商品だ。
山陰地方では、昔から祝言をはじめとして、喜び事があるときには必ず木綿地に家紋を染め抜いた大風呂敷を用意して祝う習わしがあるといい、同商品は、今は珍重されているこの大風呂敷にちなんで、山陰の旅の思い出や大切な人への一品として「口福」「幸福」を願ってつくられた。
審査会では、餅と特産の梨の蜜がおいしく組み合わされていること、「口福」「幸福」を願うというストーリー性を持った土産品であり、贈答用にも適していることなどが高く評価された。
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