笹かまぼこを香り豊かなアヒージョに仕立てた缶詰「canささ 笹かまアヒージョ」。宮城県塩竈で80余年、笹かまぼこをつくり続ける「武田の笹かまぼこ」が、コロナ禍を乗り切ろうと開発した一品だ。企画力に優れ、大きく売り上げを伸ばしているとして日本商工会議所会頭賞(食品部門)を受賞した。
同社の笹かまぼこは、吟味して仕入れた白身魚のすり身を石うすで練り上げる伝統製法で製造。歯ごたえやふんわりした食感を引き出す職人技で丁寧に焼き上げる。canささは、笹かまぼこに土産品以外の需要をつくり、さらに長期保存も可能にしようと仙台市のワイナリーの助言を得て開発。オリーブオイルに焼き目を付けた笹かまぼことニンニク、マッシュルーム、鷹の爪などを漬けてアヒージョ風に仕立て、缶詰にした。
白ワインとの相性がよく、そのままでも、他の具を加えて調理したりパスタと絡めたりして食べるのもお薦めだ。
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