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今日から始める“大人”健康生活 Vol.25 侮るとちょっと怖い症状⑥ 手足のしびれ

【しびれの部位から予想される主な病気】

ジンジン、ビリビリ、チクチク、ズキズキ、ムズムズ……。ひと口にしびれといっても、さまざまな状態があり、その原因も多岐にわたります。首の寝違えや正座の後など一時的なものから、慢性疾患に起因するもの、中には命に関わる重篤な病気のサインであることもあります。

痛み止めなどの市販薬で症状が和らぐこともありますが、きちんと治したいなら「たかがしびれ」と素人判断せずに、医療機関を受診して原因を確かめることが重要です。一般的には神経内科か、脊椎の病気が疑われるようなら整形外科、脳の疾患が疑われるなら脳外科を受診するのが適切です。原因となる病気が判明すれば、その治療を行うことで症状の軽減や改善が期待できます。

特に体に異常がなく、原因が特定できないような場合、精神的な要因で手足にしびれが出ている可能性も考えられます。ストレスが原因で自律神経が乱れると、自律神経で調節されている血流が滞りがちになり、しびれが出現することがあります。しびれのせいで日常生活や仕事に支障が出てくるようなら、心療内科を受診してみるといいかもしれません。

また、日常生活を見直すことで軽減できる場合もあります。例えば、筋肉痛や肩こりなどによるしびれなら、ストレッチなど適度な運動を取り入れて、筋肉をほぐすようにしましょう。糖質をエネルギーに変えて筋肉に供給するビタミンB1や、神経の働きに必要なビタミンB12などの摂取を心掛けるのも一つの方法です。冷えなどによる血行不良が考えられる場合は、エアコンの温度設定に工夫を。夜はぬるめのお風呂にゆっくり漬かったり、湯船で足先から足の付け根に向かってマッサージしたりすると、血行の改善に効果的です。

日常的にケアをしてもしびれが長期間続くような場合は、やはり放置しないで、医師に相談してみることをお勧めします。

福田千晶(ふくだ・ちあき) 医学博士・健康科学アドバイザー 1988年慶應義塾大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科に勤務。96年よりフリーランスの健康科学アドバイザーとして、講演、執筆、テレビ・ラジオ番組への出演などで幅広く活躍。また、診療所などで診察を担当するほか、産業医として企業の健康管理や健康啓発にも携わる。主な著書に『メタボがわかれば寿命がのびる!』(白夜書房)、『体脂肪を燃焼させるスロートレーニング』(永岡書店)など多数

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