伝えていきたい日本の技 組手のトレー、コースターと箸置き

森本建具店(もりもとたてぐてん)(香川県高松市/高松商工会議所)

トレー(上段)およびコースターと箸置き(下段)。同社は技術を新しい舞台で生かす「温故斬新」の精神で、組手の可能性を広げています(撮影:加藤正博)

今月は、香川県の伝統工芸である組手細工(くでざいく)のトレーなどテーブル雑貨をご紹介します。

江戸時代、高松城下では漆器づくりや繊維業が栄え、漆器の生地となる木材が生産されたことから木工の技術も発展していきました。中でも伝統工芸品に指定されている組手障子(くでしょうじ)は有名で、組子細工も『組手細工』と呼ばれています。

小さな木片を釘(くぎ)を使わず組み合わせてさまざまな幾何学模様を生み出す組手は、和室の欄間や障子を美しく飾ってきました。しかし需要が減少し、森本建具店は今の時代に合う木製品をつくらなければと決意。建具屋にしかできない雑貨を求めて試行錯誤を繰り返し、その一つとして和洋どちらにもなじむトレーやコースターにたどり着きました。

繊細な技術を継承し後世に、また世界に伝えるために、同社は新たな商品開発を続けています。

お問い合わせ

森本建具店

TEL:087-864-8872

HP:https://tategu-morimoto.jp/home/

※月刊石垣2021年11月号に掲載された記事です。

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