伝えていきたい日本の技 アイスエナジー

アトム技研(あとむぎけん) (愛知県名古屋市/名古屋商工会議所)

ハードタイプ(左)とソフトタイプ(中央、右)のアイスエナジー。コロナ禍ではワクチンの低温輸送にも活用されています(撮影:加藤正博)

今月は、機能性が高くファッショナブルな保冷剤として注目される、アイスエナジーをご紹介します。

熱中症が世界中で問題となっている昨今、衛生的で質の高い保冷剤の必要性からアトム技研は、2020年に保冷剤事業を立ち上げました。通常の保冷剤は冷凍するために特別な冷凍庫が必要ですが、原材料の配合比率を調整することで一般的な冷蔵庫で凍結し、長く低温状態を維持できる、使い勝手のよい冷却材の開発に成功しました。品質の高さを保証するにはブランド力も必要だと考え、同社はデザインにも力を入れています。ソフトタイプでは、共通パッケージに穴を開けることで温度帯を区別し、資材ロス削減とユニバーサルデザインを両立。同年にグッドデザイン賞を受賞しました。

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