各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、10月26日~11月1日に出品された坂出の〝自慢の逸品〟を紹介する。
坂出商工会議所は、サーモン、ハモなど瀬戸内の魚を使った燻製(くんせい)かまぼこ「フィッシュナゲット」やレトルトのアヒージョ、昔ながらの揚げ餅、「坂出金時いも」の芋焼酎などを販売した。
フィッシュナゲットは、練り物の製造技術を生かして新製品開発に取り組むおがた食研が、同所の支援の下、香川県産の原料や常温保存などにこだわり開発したおつまみ。昨年度の「かがわ県産品コンクール」で知事賞(最優秀賞)を受賞、日本百貨店しょくひんかんでも販売された。今回は新商品の「香川の芳醇(ほうじゅん)アヒージョ」も紹介。地元高校とも連携しており、パッケージのQRコードを読み取ると高校生が考案したエコなレシピが見られる。
県産のもち米を使い、添加物を加えず昔ながらの製法でつくる「あげもち」は、若屋製菓のこだわりの一品。同店は事業承継を機に県内の物産展などへ積極的に出品。素朴な味が好評だ。
芋焼酎「無尽蔵」「百襲姫(ももそひめ)」はポリエチレン袋製造の丸善工業が特産の坂出金時いもを原料に製造。ふるさと納税の返礼品や高松空港でしか扱っていない希少な一品として紹介した。
同所は過去にも同マルシェに数回出展。「頑張る事業者を数多く紹介したい。首都圏の消費者に坂出の味を知ってほしい」とPRに力を入れる。来年1月にも出展する予定だ。
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