各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、11月30日~12月6日に出品された藤岡の〝自慢の逸品〟を紹介する。
藤岡商工会議所は、地元で長く親しまれている和洋菓子店・成田屋と、家族で営む小さなインド料理店・パンジャブ、有機栽培にこだわる農園・上州百姓米達磨(だるま)の商品を紹介した。
成田屋の日本酒入りパウンドケーキは、3代目が藤岡市の老舗酒蔵・松屋酒造とコラボレーションして開発。純米吟醸酒「流輝(るか)」を生地にも仕上げにもたっぷり使用し、日本酒が香るしっとりしたケーキに仕上げた。県内の牧場のゴーダチーズを使った添加物不使用の濃厚なチーズタルトも販売した。
パンジャブは手づくりドレッシングを出品。ニンジン、タマネギ、ピーマン、ゴマなどが入ってカレーやサラダによく合う一品だ。店でのみ提供していたが「自宅でも食べたい」というお客の声を受け、同所の支援の下に商品化。物産展出品も初とあって、週末には店主が店頭でPRした。
上州百姓米達磨は、コメづくりに魅せられて会社員から転身した夫婦が営む農園。二人は農業・加工体験などを通じた交流拠点としても米達磨を運営している。ブースでは有機玄米さわぴかりや1枚の田んぼから紅白2色のコメができる珍しい餅米などを販売した。
同所は「どれもこだわりを持ってつくられた商品。広く知ってもらい販路拡大につながれば」と力を入れた。
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